資産形成

投資信託とETFの違いについて

投資を始めようと思ったは良いけれどいざ始めようとしてもどうしたら良いか「分からず」時間ばかりが過ぎてしまう・・。

こんな風に、投資を始めたい気持ちはあるけれど「どう始めたら良いのか分からない」といった経験ありませんか?

学ばなければいけないことが多いものの何から学べば良いのか分からないと悩む人も多いです。

特に意識せず何となく始めて投資の世界で成功している人はいません。

そこで今回は、「投資信託」「ETF」の違いについて解説していきます。

 

投資信託とは

投資信託とは、一言で言うと運用のプロに資産運用を任せるということです。

もう少し具体的にいうと投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめて機関投資家と呼ばれる運用のプロが、代理で株式や債券などの別の金融資産に投資運用する商品のことを投資信託と いいます。

集めたお金をどのように運用するかは、この投資のプロが投資信託ごとの運用方針に基づいて決定します。

ちなみに投資信託の運用成績は、市場環境などによって変動します。投資信託を購入し運用が上手くいって利益が上がっている事もあれば、運用が上手くいかず損をしてしまう事もあります。

 

資信託のメリットとは

少額から購入する事ができる

例えば、1人でトヨタや日産などの個人企業に投資すると、1単位100万円だとすれば1人で100万円を用意しないといけませんが、投資信託は、みんなで集めた資金で投資をするため、1万円ほどの少額から始める事ができます。

インターネットの投資信託取引の4割の方が、3万円未満です。

なかには、主婦の方で銀行の定期積立で金利が低すぎるので不満だった為、1万から始めてみた所、基準価格が下がって不安な時もあった様ですが、9000円くらいにしか下がらなかった為、辛抱強く保有し ていて最近では少しづつ増えてきている方もいます。

 

豊富な知識を持った専門家が運用

初めて投資というものをやってみたいと思っても独学ではなかなか難しいもの。

株式や債券など投資に関する知識を1から学ぶよりプロに任せた方が効率的です。 投資信託は、経済・金融などに関する知識を身につけた専門家が運用します。

つまり、投資や経済・金融の知識がなくてもプロに任せてしまえば、誰でも投資を運用して いく事ができるという事です。

また、個人では買いにくい海外の株式や債券、特殊な金融商品への投資も可能です。

投資信託では運用のプロであるファンドマネージャーが、投資先選びから取引までを全て代わりに行ってくれます。

 

分散投資でリスクを軽減

投資信託は、1社から購入するのではなくセットで購入するので資産をいくつかの商品に分 けてリスクを分散させる分散投資ができます。

個人の投資家が、自分だけで分散投資しようとすると、多くの資金が必要となりますが、投資信託は小口のお金を集めてひとつの大きな資金として運用するので、さまざまな資産に 分散投資し、リスクを軽減することが可能です。

投資信託は、このような分散投資の考え方 から生まれた金融商品です。

少額で運用してきて慣れてきたら資産のある範囲内で、分散投資を考えながら追加購入し てみましょう。

 

  

ETF(Exchange Traded Fund)とは

ETFとは、Exchange Traded Fundの略で日本語で上場投資信託という風に言われます。 上場投資信託というのは、その名の通り上場された投資信託のことです。

ここでいう上場されたというのは、株式市場で取引できるようになっているということです。

ETFのメリットとは

リアルタイムで売買ができる

ETFは、株式と同じように証券取引所の取引時間内なら何度でも売買が出来ます。

式市 場で取引ができるというのは、個別株を買う時と同じように、ETFを買う事ができるという事 です。

日本であれば、午前9時から午後3時までが取引時間です。日本の株式市場に上場してい るETFであれば、この時間に売買する事ができます。

注文方法も株式と同様に、成行注文(値段を指定せず注文)と指値注文(自分が購入した い価格で購入できる)が可能です。また、信用取引が可能なので買い注文だけでなく売り注文も出来ます。

 

値動きを見ながら自由に売買ができる

ETFは、証券取引所に上場しているため、株式と同じように値動きを見ながら自由に売買 ができます。

また、市場がオープンしている時間であれば株価はリアルタイムで変動します。 ETFには数多く種類が用意されていますが、どれも株価指数に連動します。

 

手軽に分散投資ができる

ETFでは、株価指数の動きに連動するようになっているため、ETFを購入すれば、その指 数を構成する銘柄を全て購入できます。

日本国内の企業だけでなく、海外の株価指数をもとに構成されたETFもある為、日本と海 外のETFを両方所有することで、さらにリスクを分散できます。

 

 

投資信託とETFの違いとは

さて、これまで投資信託とETFについて紹介してきましたがここからは投資信託とETFの違いをコスト面を中心に解説していきます。

購入時の手数料

投資信託(非上場)のインデックスファンドは、手数料がかからないので毎月の投資の購入 時の手数料がかかリません。

ETFは、上場しているのでTOYOTAやソフトバンクなどの株式を購入する場合、その銘柄 は上場しているので上場時の取引手数料はかかります。

また、ネット証券を購入した場 合、一部の銘柄のみ手数料がかかリません。

手数料がかかる場合は、海外ETFの場合ですが、SBI証券では、0.495%(税込み)ですの で、100万円投資をすると4950円の手数料がかかります。

 

信託報酬

信託報酬は、ETFの方が今までは圧倒的に低く、例えばバンガードのETFでいうと、0.03と か0.05だったのですが、今では投資信託(非上場)の方も以前と比べてETFと引けを取ら ないくらいに下がってきました。

ですので、今まではETFが低いファンドが多いということで優位性があったのですが今では そんなに変わらなくなってきました。

 

売却時の手数料

売却時は、信託財産留保額が設定されているのですが、投資信託(非上場)の方はで最近 のファンドは、手数料がかからない場合が多い様です。逆にETFは、購入時と同じ様に売 却時にも手数料がかかります。

 

為替手数料

投資信託(非上場)は、円で取引を行っている為、為替手数料はかかりませんが、ETFの 方は、購入する時に、円から外貨、売却時に外貨から円へと為替手数料がかかります。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

投資信託(非上場)は、購入時も売却時も手数料がかからないばかりか、信託報酬もだい ぶ下がってきました。

逆にETFは、購入時・売却時に関わらず手数料はかかってしまいます。

また、これまでは 信託報酬が低かった為、投資信託(非上場)と比べて優位性があったのですがそれもあま り変わらなくなってきました。

今までは、コストというと長期で見ると信託報酬が大切だとされてきましたので今まで優位 性があったETFが買われてきた面もあったのですが総合的に見ると投資信託(非上場)の 方が、銘柄によっては優位性があるようです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

-資産形成