
資産形成の必要な3要素をみなさんはしっかりと理解できているでしょうか?
正直、この部分は非常に複雑であると同時に理解するためには時間を要したり、勉強をしなければいけない部分があります。
そのようなこともあり、ちゃんと理解できていない方も多いのではないでしょうか?
しかし、このような資産運用などで稼いでいくには3要素をしっかりと理解し、役割を果たせさせてあげなければいけません。
そこで、今回の記事では資産形成の三要素「収入の最大化・支出の最小化・資産運用」を詳しく解説していきたいと思います。
資産形成とは?

まず、前提知識として資産形成について詳しく解説していきたいと思います。
資産形成とは、自身の資産を増やす目的で貯蓄したり投資したりすることを言います。
資産運用と同じだと言われることがありますが、両者には明確な異なりがあります。
「資産運用」はある程度資産を保有している状態から増やすことをいいます。
「資産形成」はほぼ0の状態から資産を積み上げていくことをいいます。
資産形成は無の状態から始めるため、攻めの姿勢を見せることが重要です。
これからの時代、高齢化が進み年金の支給も危ぶまれている時代に突入します。
老後を豊かに生活していきたいと考えている方は資産形成、または資産運用を学び始めること強くお勧めします。
ちなみに、日本の場合老後に向けてお金を「貯蓄」ですが、アメリカの場合若い時から「投資信託」等を初め、老後のために資産を増やす傾向にあるそうです。
教育の違いもあるのでしょうが、アメリカと日本の豊かさの違いはここに表れているといえます。
資産形成は必要?
結論としては必要でしょう。
先ほどもご紹介しましたが、老後の生活費を確保するためにも必要であるといえます。
老後の費用は、人生の中の3大支出の一つとしても知られています。
つまり、それほどお金がかかるのです。
老後はお金の収入口がなくなるため、ローンや借金をすることができません。
そのため、ある程度の資産を保有していなければ日本では生きることが困難になります。
結果として、資産形成は老後のために必要な資産運用法であると言えますね。
資産形成の3要素「収入の最大化」
収入は資産形成に直結すると言われています。
例えば、年収400万円と年収1000万円と比べて考えてみます。
生活費が同じの300万円である場合、400万だと100万円、1000万円だと700万円が手元に残ります。
老後の資産形成に3000万円以上を作り出したい場合、年収10000万円の人の場合、約4〜5年で達成することができます。
一方で、年収400万円の人は最低でも10年以上かかることになります。
つまり、年収が高ければ資産形成がしやすいのです。
しかし、上記の計算では税金等は無視して計算しているため、この点を考慮しなければなりません。
日本の場合、累進課税方式であるため年収が高くなればなるほど高い税金を納めることとなりますので、注意が必要です。
一般的な考えとして、収入が高ければ生活水準も上がります。それと同時に念種が上がることにより資産形成の確率も最大化されます。
結果として、資産形成をするために重要なのは「収入の大きさ(最大化)」と言えるのではないでしょうか?
資産形成の3要素「支出の最小化」
給与として振り込まれるお金の中でやりくりするのは非常に難しいですよね。
貯金をする場合「何にお金を使っているのか?」をしっかり把握し、分析、予算化する必要があります。
資産形成を始める場合、家計簿をつけるなどして毎月どのくらい出費があるのかを調べましょう。
大まかに家庭からどのくらいの支出が発生しているのかをしっかりと把握しましょう。
次に支出を見直し、明らかに多すぎる支出がある場合、無駄なものを省いていきましょう。
食費、日用品、交際費、趣味、美容、教育費などに多く支出が発生している場合は要注意です。
なぜかというと、こちらは家賃などと違い変動費になるため、毎月金額が変わってしまします。
節約をこまめに行い、支出をしっかりと把握し支出の最小化を行っていきましょう。
資産形成の3要素「資産運用」

資産運用とは株式や不動産等に投資して資産を増やすことを言います。
また、資産運用は家賃収入や配当金といったものを不労所得として得ることができます。
しかし、資産運用はお金が絶対に増えるという保証はありません。
金融や経済の動向により乱高下することもあります。
つまり技術がなければ大損する確率もあります。
現代社会の経済、金融の動向を読む力、不動産の管理の知識などが必要になります。
勉強を怠らずにする必要があるのです。
資産運用にはいくつかの種類があります。それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
●預貯金
現代の日本人が当たり前のように行っている資産運用です。
銀行や郵便局にお金を預けて、金利により貯金を増やしていく運用方法です。
しかし残念なことに、現在の日本の金利は1年で「0.200%(会社によって異なる)」です。
つまり、100万円を預けても1年で「2000円」にしかならないのです。
こちらにて行う資産運用は微々たるものになるため、「もっと資産を増やしたい!」と考えている方は他の資産運用方法を選ぶことをお勧めします。
しかしながら、預貯金の場合預け先が倒産しない限り元本が確保されるため比較的安全性が高いと言えます。
●保険
支払った保険料を保険会社が代わりに運用して増やしてくれる貯蓄型の保険があります。
・個人年金保険
・学資保険
・終身保険 など
貯蓄型の保険は自分で資産運用を行わなくても、貯蓄金によりお金を増やせる可能性があります。
しかし、途中解約を行うと元本割れを起こす可能性がありますので注意が必要です。
●国債
国が発行する債券を購入することで、半年に一回金利を受け取ることができ、満期を迎えると元本が手元に戻ってきます。
元本や利子の支払い等は国が責任を持って行ってくれるため比較的安全な資産運用方法であると言えます。
ただし安全性が高い分リターンは少ない傾向にあります。
●投資信託
投資信託とは、わかりやすく解説すると、プロにお金を預けて代わりに投資を行ってくれる方法です。
投資先は国内外の株式、債権、不動産など幅広い選択肢があります。
しかし、手数超や信託報酬等にコストがかかるため注意が必要です。
●株式投資
株式とは、企業が資金調達のために発行するものです。株式を取得して株主となることで、配当金や還元金をもらえることができます。
さらに、商品やサービスといった株主優待を受けられたりします。
なお、株主優待は日本にのみ存在するシステムであり、海外では珍しがられるそうです。
しかし、株式投資は時事、世の中への知識糖が必要になり、勉強が大切であるという注意点が必要でしょう。
●不動産投資
不動産投資とは、マンションやアパート、人間が日常生活の営みを行う場所を使って、賃料収入や売却益を得る投資です。
ローンで活用することで自己資金が少なくても始めることができます。
加えて、不動産は現物資産であるため他の運用方法と比べてインフレの影響を受けづらい傾向にあります。
一方で物件の管理人や入居者への対応が必須になるため、初心者には難しいと言える支援運用方法であると言えます。
資産形成や資産運用を行う際に注意すべき点
必ず余剰資金で行いましょう
貯蓄を回して投資するのではなく、損失が発生したことのことも考えて余剰資金で行いましょう。
自身の全財産を投じて投資を行ってしまうと、もし溶かしてしまった場合取り返しのつかない事態まで発展してしまいます。
さらに、資産を失うことの怖さから仕事や日常生活に支障が出てしまう可能性があります。
目的を明確に
お金を貯めることの目的を明確にしましょう。
目的を明確にしていない場合、正しい運用方法や形成方法を見つけることができなくなります。
目的によって適切な運用方法などは変わってきます。
コストを確認
仲介する業者(証券会社・保険会社)に支払う手数料なども確認しておきましょう。
コストが多すぎると、その分だけ運用効率が低下してしまいます。
そのため、始めようとしている資産運用について、コストがどれだけ発生するのかを確認した上で開始しましょう。
資産形成を始める際の順序
資産形成を始める際は以下のような順序があります。
ここは上記でも紹介したような内容に若干似ている部分もありますが、非常に重要なことなので紹介しておきます。
1:家計の無駄を減らし、貯蓄の基盤を作る「支出の最小化・家計の見直し」
2:万一のことも考え預貯金を作る「リスク管理・生活費半年〜1年分程度必要」
3:将来のためを考えて形成方法を探す「目的の明確化・最適な資産形成方法を決定」
まだあなたの考えが1である場合、資産形成まで行う必要はありません。
身近なところでの支出を減らしていけば十分であると言えます。
2である場合、運用について調べ始めましょう。
3の場合、自分の資産形成ライフステージを考え始めてもいいかもしれません。
資産形成は遠い未来より、目先の将来を意識することが重要であります。
まとめ
以上が資産形成についての内容でした。
これから先年金が確実にもらえるかどうかは不明になります。
老後2000万円問題が話題になりましたが、そもそも年金なしに貯蓄し生活していくことも想定しなければならない時代です。
ここで、資産形成や資産運用等を行い、地道に資産を増やしていくことをオススメしますが、無理して資産形成などを始める必要はありません。
自身の将来や今の状態をしっかりと考え吟味し、見極めて今自分に必要であるかどうかを考えましょう。
遠い未来ではなく、近い未来を想像し考えましょう。
これからは「貯蓄」から「投資」へと流れが変わることが予想されます。今のうちからできることを対策していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。