
皆さんは、Amazon Audibleというサービスをご存知でしょうか。
CMや広告で見たという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
簡単に言うと書籍の朗読サービスで、オーディオブックと言います。
日本でもスマートフォンの普及によって、手軽にオーディオブックを携帯することが可能になり、最近ではAmazon Echoなどのスマートスピーカーが徐々に普及しました。
テレビからYouTubeなどの動画サービスへの移行のように、「本を読む」ということも、徐々に多様化してきていると言えます。
電子書籍も最初は「紙の本で十分」という声が多かったのですが、今では大人気のようです。
オーディオブックは、電子書籍とは違う形で、新しい形の「本を読みたい」という需要に応えてくれるでしょう。
そこで、今回は、20~30代が資産形成や運用を考え始めていくうえで、きっと役に立つAmazon Audible(オーディブル)とは何か、特徴・メリット・デメリットなどについて、ご紹介させていただきます。
Amazon Audible(オーディブル)とは?

アメリカでは、主に車で移動するためにオーディオブックという形態が浸透し、大きな市場を形成しています。
そんなオーディオブックをダウンロード販売しているのが、Amazon Audibleです。
Amazon Audibleとは、Amazonが提供する「耳から読書を行うサービス」です。
移動中や作業中など、いつでもどこでも読書ができ、オフライン再生も可能です。
プロのナレーターが読み上げた音声を聞くことで、耳から読書ができる仕組みになっています。
また、寝る前の読書時間や通勤時でも目を閉じたまま本を「聴く」ことができます。
Audibleで扱う本のジャンルは、ビジネス書やライトノベル、小説や自己啓発本まで雑多。様々なジャンルの本が40万タイトル以上(日本語の購入対象冊数は約1万冊)提供されています。
洋書も販売されているため、英語のヒアリングにも利用できるツールです。
つまり、音声の本、朗読される内容を聞くことで読書ができるようになっており、ラジオやドラマCDに近いイメージです。
では、次にAmazon Audible(オーディブル)の特徴を見ていきましょう。
Amazon Audible(オーディブル)の特徴とは?
単品購入の料金が高い
買い切りの単品購入の場合は電子書籍などと同様に1クリックで買えますが、朗読者がいるために通常の電子書籍よりも少し割高な価格設定となっています。
例えば小説の場合、Kindle版は544円なのに対し、Audible版は3000円と約6倍になります。
オーディオブック初心者は、簡単には手が出せないでしょう。
ただしAudibleの月額会員であれば、料金はかなり割安になります。
Audibleにはお得な月額会員の料金と特典がある
Audibleの月額会員の料金は1500円です。
毎月1コインが進呈されるので、1コインで1冊、好きなオーディオブックを買うことができます。
これだけで実質、半額でオーディオブックを入手できます。
コインで入手したオーディオブックは購入したものと同じ扱いなので、仮に月額会員を退会した場合でも手元に残ります。
月額会員であれば、買い切りの際の料金が常時3割引になります。
さらに、月額会員の場合はオーディオブックの返品にも対応しています。
返品期限は1年間で、その際購入に使用したコインは返却されます。
ただし、返品にも回数制限があり、8回〜10回までは1クリックで可能ですが、
それ以上の回数返品する場合は、カスタマーセンターに返品理由を記載する必要があるので、10回以上返品する人はいないかもしれません。
他にも月額会員の特典として、お笑いやビジネス書、文学、ニュースなどのコンテンツが毎週配信されています。
Amazonのサービスとして、1ヶ月間の無料体験も付いているため、オーディオブック初心者にはおすすめのサービスと言えます。
Amazon Audible(オーディブル)のメリットとは?

Audibleのメリットは以下のとおりです。
読書中に手を空けられる
今までの読書は、紙での読書も電子書籍での読書も手を使って1Pごとにページをめくる・タブレットを操作するという動作が入っていました。
しかし、Audibleではその必要はありません。
音声で続けて次の章、次の章へと話を進めてくれるため、手を他の作業に利用することができます。
目が疲れない
オーディオブックは耳でする読書です。
目を使わないため、目が疲れることがありません。
目が疲れたからと休憩する必要もなく、好きなだけ読書を続けることができます。
他で購入するより安い
Audibleは他のオーディオブックに比べると安い値段で利用することができます。
月額利用料は1,500円。
毎月付与される本1冊と引き換えができるコインは、オーディオブック単体購入時の設定価格が1,500円以上の本を選んでも追加料金がかかることはありません。
これだけで月額利用料の元は取れてしまう計算です。
それに加え、追加での本の購入は30%OFFです。
活字嫌いに最適
「本の内容は知りたいけど活字を読むのは嫌い」
そんな方にはAudibleは最適で画期的なものではないでしょうか。
本の内容を耳から吸収できるため、字を読まずに読書をすることができます。
漢字が読めないという方にも向いています。
無料期間中に解約しても、無料期間中はサービスを利用できる
よくあるのが、無料期間だけ利用しようと思っていたのに、解約し忘れてしまうことです。
Audibleでは、無料期間中に解約しても、無料期間中はサービスを利用できるので、そんな方でも安心して利用できます。
先に解約して、無料期間中に最大限サービスを楽しむのもおすすめです。
Amazon Audible(オーディブル)のデリットとは?

Audibleのデメリットは以下のとおりです。
スキャニングできない
オーディオブックは紙の本と違ってスキャニングでの読書には向いていません。
本や新聞でページをざっと眺めて、太字になっている部分や気になる単語の部分のみ読み、本の概要を掴む読み方を普段からされている方には、オーディオブックはおすすめできません。
オーディオブックの読書は「すべてを聞く」必要があるからです。
もちろん読みたい章のみを聞いたり、音声の再生スピードを早めて読書の時間を短縮することはできます。
スキャニングでの読書を行っている方は注意しましょう。
読みたいところに戻るのが難しい
オーディオブックは音で聞いているため、聞き返したい部分に戻ることがとても難しいです。
本のようにパラパラめくって探すことができないため、聞いたり早送りしたり止めたり戻ったりを繰り返して、再読したい箇所を探すのが難しいです。
紙の本や電子書籍より高い
オーディオブックは本の内容をプロのナレーターが読みながら音声にしてくれています。
そのため、紙の本や電子書籍よりコストがかかっており、その分値段も高めに設定されています。
安く本が読みたい方にはオーディオブックはおすすめできません。
Audibleの評判は?
よい評判
- 月額プランを解約しても、購入したタイトルがずっと聴き続けられる
- 朗読CDを買うことを考えれば安い
- 好きな俳優さんの朗読を聴きたくて無料体験したけど、他にも面白いジャンルがあった
- 体が忙しくても耳が暇な時に利用している
- あまり本を読まないので、オーディオブックだと聴きやすく勉強になる
- 車を運転しながら聴いて、時間を有効活用しています
- 音読の速度も変えれるのでいい
- 速音術を身につけられる
- アプリが使いやすい
本をじっくり読む暇がない人、本を読むのが苦手な人はAudibleのオーディオブックを上手く活用できているようです。
あとは時間の有効活用として、すき間時間で使ったりとか、音読の速度で短い時間で学習といった意見もありました。
悪い評判
- コイン制より聴き放題の方がよかった
- 返品に回数制限があるのが不満、上限があいまいでわかりにくい
- もっと数がほしい
- タイトルを探しにくい
悪い評判が多いのは、やはり見放題からコイン制に移行したこともあり、不満を持つ人がけっこういる点です。
やはり、使い慣れたものが変わるのは抵抗があると思います。
あとは、人によっては本の価格が高いという意見もありますが、これはオーディオブックをどう捉えるかが人によって分かれるかと思います。
Audibleの感想

まとまった時間で続けて読書ができる人にはAudibleは向いていると言えます。
外界から余計な情報が入らない単純作業を繰り返し行う際には、ベストな媒体です。
目が疲れるのが嫌な人、読書中に手を使いたい人、活字を読むのが苦手な人も同様に向いています。
毎日電車での利用する方は良いのですが、毎日電車に乗らない方は、Audibleを利用する日と利用しない日ができてしまいます。
なのでAudibleは本を読む期間が空くことが想定される人には向いていません。
その場合は、紙の本や電子書籍のように読んだ記憶があるところまで簡単に戻ることができる媒体での読書をおすすめします。
実際に使ってみて、Amazon Audibleのナレーションは、話口調のようでトーンの強弱などがハッキリしていました。
一般的な朗読にありがちな棒読みではないため、どんどん脳内に言葉が入ってきたのです。
簡単にイメージするなら、「ラジオドラマのナレーション」と言ったところでしょうか。
まさに、ナレーター自体に親近感を湧かすことができたのも、Amazon Audibleを楽しめた要因だと思っています。
Audibleの使い方・購入方法は?
Amazonの会員登録をする
はじめに、Amazonの会員登録を行う必要があります。
すでに会員の方は、ご自身のアカウントにログインするだけで済みます。
その場合、次の「30日間の無料体験を試す」の後にログインしても問題ありません。
「30日間の無料体験を試す」ボタンをクリック
AmazonでAudibleのページを開くと「30日間の無料体験を試す」というボタンを複数見つけることができます。
こちらからでも会員登録・無料体験ができます。
オーディオブックを買う
利用登録が終了したらオーディオブックを購入しましょう。
Audibleのサイトから購入することができます。
ジャンルやランキングから好きな本を探してみてください。
Audibleアプリをダウンロード、ログイン
次は、ログインです。
会員登録したメールアドレスとパスワードを入力していきます。
その後、支払い方法を選択し、「無料登録を試す」というボタンを押してページを進めていくと、Audibleの利用を開始することができます。
音声を聞くためには、Audibleのアプリをダウンロードする必要があります。
App Store、Google Playのどちらからでもダウンロードが可能です。
なお、iPhoneアプリからは作品の購入ができない仕様になっているので、購入にはWebブラウザーを使う必要があります。
オーディオブックを再生する
アプリを起動してサインインすると、あとはもう音声を聞くだけです。
ライブラリから購入した本を選ぶことができます。
そこから聞きたい本を選択し、読書を開始しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、書籍の朗読サービスであるAmazon Audible(オーディブル)とは何か、特徴・メリット・デメリットなどについてご紹介させていただきました。
Audibleは耳で行う読書。
Audibleの会員プランには「30日間の無料体験」があります。
無料体験中に解約することで、「無料」で試すことができます。
もちろん、無料体験でも1コインがもらえるので、本を聴くことが可能です。
また、無料体験中に解約しても、1コインで購入した本はずっと聴けます。(つまり1冊無料でもらえます)
まずはAmazon Audible(オーディブル)の無料体験をしてみてはいかがでしょうか。